2021/04/05 20:35

日増しに雪どけが進む上士別。春はひよこを育てる季節です。

今年2回目のひよこがやってきました。うまれてすぐ、群馬から飛行機にのって、旭川空港から士別までの長旅をこなしたばかりなのにとても元気!ぴよぴよ賑やかです。

鶏種は肉卵兼用種のネラで
1月、3月、6月と100羽ずつ、年間300羽を育てています。

ひよこは25羽ずつの区画にわけられた箱に入ってやってきます。
フタを開けるときは、みんな無事かいつもどきどき^^;
今回もしっかり無事故で到着しました。生まれたてはおなかに黄味の栄養が残っているので、何も食べずとも頑張れるのだそうです。
年間300羽というと
養鶏にあまりかかわりのない方には「そんなにたくさん!?」、養鶏業では
「たったそれだけ?」と言われる羽数です。かなり少ない方です。
個人的には、経済のバランスが取れる範囲で、できるだけ少なく飼いたいと思っています。

箱から出すときに水のみにくちばしを付けて、水があることを教えてあげます。
水にはヨーグルトとイーストと納豆菌で作った発酵液をまぜてあります。
これをまぜるのとまぜないのとではコクシジウムのかかりかたが段違い!

何羽か教えてあげたら、あとはみんな真似をして飲みはじめます。

産卵間近から産卵中の成鶏には抗生物質の使用は禁止されているため、「抗生物質を与えていません」と表記するには、ヒナの時から市販のえさを使わないで、自分でヒナを育てる必要があります。鶏は抗生物質を食べさせて育てるのが普通だからです。

餌は小米、米ぬか、魚粉、大豆を基本に、青草や野菜など。成鶏用のものをすこし砕いて与えています。小麦より米が主体です。

産卵直前にタンパク質を多めにすると毛食いが出にくいと養鶏の先輩方に教わり、実践しています。産卵までに体を大きく育てることが大切で、絶対やっちゃいけないのが、「産卵を遅らせるために粗食にする」ことです。

ヒナをちゃんと育てられたら、そのあとの産卵は順調で管理も楽なんです。
わかってはいるけど、これが本当にむずかしい。。言うは易く行うは難しです。
平飼い、自家配合、抗生物質不使用の養鶏ではこのヒナ育てが一番の肝だと思います。

春は異動のシーズンでもあり、お客様やお世話になった方とのお別れもありました。
関わってくださったことの一つ一つ、本当に感謝しています。さみしくなります。

どうぞお体に気を付けて。今度またお目にかかるときを楽しみに、仕事がんばります^^