2021/02/06 23:07

我が家ににわとりを見に来られたお客さまが「めんどりなのにとさかがある!?」と驚かれることがあります。もちろん、めんどりにも「とさか」ありますよ~。とさか=雄鶏のイメージが強いかも?ですね。

養鶏家にとって、とさかは"あること"の目印になります。なんだかわかりますか^^?

正解は…
たまごを産んでいるかどうか、の目印です。
トサカはひよこのときから伸び始め、生長につれてどんどん大きくなっていきます。
そしてはじめは黄色っぽかったトサカは、お年頃になるとだんだんと赤味が増していきます。とさかの色と大きさをみると、そろそろ産卵をはじめるかな?ということが分かります。

こちらはそろそろたまごを産み始めようかな~という若いトリ達。トサカはちいさめで引き締まった感じです。

月齢があがると赤味も濃くなり、カタチもりっぱに!

これはたまごを沢山産んでいる最盛期のトリ達です。

ところが何かの事情で産卵をお休みしているニワトリのトサカは、ちいさくしぼんで、色もくすんできます。
しょんぼり…って感じです。
このように産卵をしていないとか、元気がないトリはトサカをみればよく分かります。

トサカは体温調節のためにあるという説もありますが、やはり一番は、「私は元気でたまごを産んでるのよ」っていうPRのためにあるのではないかなと私は思います。
そして…ニワトリたちは、どちらかというと雄鶏が雌鶏を選んで交尾をする感じです。(しかもわりと無理やり。。)そんな意味でもトサカは相手を選ぶための目印でもあるのかなという気がしています。

ニワトリの先祖は「赤色野鶏」という、シャモに似たきれいなハネの鳥ですが、やはり大きなとさかがあります。

ちなみにとさかは食べられます!
味は…皮といっしょです。頭の皮が盛り上がったところですもんね。
コラーゲンが多いそうですが、量を食べようと思ったら作業がなかなか大変です。。

トサカは販売していませんが、たまごはあります!!