2020/06/16 09:56

昨年3月から育てたまだ若い鶏たちの群れですが・・・毛食いがでてしまいました。
我が家の鶏は平飼いなのにおしりがふかふかなのが自慢だったはずなのに!
鶏たちとつきあって9年ほどたちますが、毎年すべての群れを完璧に飼うのは難しい、とつくづく感じています。

ニワトリの毛食いがでてしまうそもそもの原因は、ヒナの時にあります。(もちろん鶏舎が過密でない、餌のバランスがとれているという快適な環境が整っていることは大前提です)
卵を産み始めるころまでにいかに体をつくってあげるか、が鶏を育てる上で一番大切なことです。


ひなのときに低温などで食欲をなくしたり、餌を切らしたり、餌の栄養バランスが偏ってしまうと、鶏は大きくなりません。
その状態で産卵がはじまると・・ほぼ毎日の産卵に体が耐えられなくなって、イライラして仲間の毛をつついたり、いじめたりということが起こってしまいます。これまでに足りなかった栄養を補おうとしているようにも見えます。

いくらのびのび平飼い、といっても毎日集団で過ごすことは鶏達にとってある程度ストレスになります。体が育っていない鶏たちはそのストレスに過敏に反応してしまいます。小さな音や光にも敏感になります。
その後いくら栄養を補ってやっても、なかなか毛食いの癖は抜けません。産卵も安定しにくくなります。


人に例えると「思春期前のダイエットは禁止!」ということでしょうか。
そういう私自身、ダイエットにはまってしまった時期がありましたが・・・。
栄養のバランスがちゃんととれていたら、ちょうどいい体形になることを今ではよく知っています。

女の人は痩せすぎくらいがいい!って思いこんでるのはきっとヒトだけです。
ごはんをちゃんと食べて、元気に過ごしましょうね^^。